4度目の夏

4度目の夏

2017/8/20

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まちやど管理人 せい子です。

 

日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、

様々なくらし方、働き方を経験して、

生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て

2010年より岐阜県郡上市に移住しました。

 

2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。

まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、

それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で

自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。

まちやど管理人 木村せい子のプロフィールは こちら

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2014年4月にオープンしたまちやど

無事、4度目のお盆(徹夜おどり)が終わりました。

地元の帰省の方々や観光客でにぎわっていた

暑い、熱い郡上八幡でしたが

お盆が明けた途端、朝晩は少し秋の訪れが感じられるほど涼しくなって

町の人通りも少なくなった気がします。

 

あぁ。

短い、郡上八幡の夏が終わった。。。

そんな喪失感と、

日常に戻れる安心感とが入り混じったような

そんな心境です。

(あ、郡上おどりはまだまだ続きます)

 

「まちやども毎日忙しかったしょ??」

と言われますが。。。

去年と比べてベッド数を半分に減らしたし

飲食店とは違って、満床になったらそれで打ち止めなので

「夏は稼ぎ時!!」

とはいえ、宿業で稼ぐにはリミットがあるんですよね。

 

その上、今年は年間会員制度というリピーター優遇制度を導入したから

短期的に見ると、夏の売り上げは去年の半分以下。

でも、勝手を知ってるリピーターさんや年間会員さんが

率先して手伝ってくれたり、初めてのゲストさんに色々教えてあげてたり

(郡上おどりウラ事情はむしろゲストさんの方が詳しい!)

本当にありがたかったです。

 

よく考えたら、開業以来ヘルパー無しでお盆を乗り切ったのは初めてだったけど

リピーターさんや年間会員さんとの連携もしっかりできてきて

いい意味で力の抜き加減がわかって

意外とのんびり過ごすことができたお盆でした。

 

毎年泊まりに来てくれる会員の子が、

「いろいろ頼ってもらった方が、信頼してもらえてるんだなって。

居場所がきちんとあるんだなって思えて嬉しいです。」

って言ってくれたのが印象に残ってます。

こういう会員さんと連携して、

宿業として儲けるためではなく

誰かの居場所になるまちやどにしていきたい!

改めて、そう感じました。

 

お盆中は、こちらがヒマでも

日頃よく行くカフェや飲食店は忙しそうで

人混みが嫌いなわたしは郡上八幡にいながらも、

町には(もちろんおどりにも)出かけずに、

ゲストさんとシェアご飯したり、遊びに来てくれた友達と晩酌したりと、

いたって普通のひきこもり生活を送ってました。

 

こんな宿の運営もアリかも。。。

 

 

と思いつつも

9月以降の予約状況を見ると、今後の宿の経営大丈夫か???

って、少々。。。

いや、

だいぶ不安になります。

 

商売と割り切って、かなり無理して運営した3年間。

無理をすれば絶対体に出る私。

多種多様なゲストを受け入れるために一人での運営は大変だから

常にヘルパーがいる3年間だったけど、

ヘルパーとのコミュニケーションエラーで消耗したりしたこともあり、

なんだかんだで心身ともに疲れて、

事あるごとに熱を出したりしてました。

そこからシフトチェンジして

等身大の自分が、無理なくやれる範囲に舵を切った4年目の夏。

今のところ、運営してる私も、来てくれるゲストさんも

満足度高め!!

秋からはどうなることやら。。。

 

IMG_9995

写真は、引きこもりお盆期間中に
やたらと手の込んだお料理を作りすぎたので
ゲストさんとシェアご飯。

せっかく郡上に来たのに、普通の家庭料理かよっ?!!

って思うかもしれないけれど、

お盆期間はどこの飲食店もいっぱいだし

テキ屋のご飯ばっかりだと胃が疲れちゃうから

野菜中心の手料理は、女子のゲストさんには意外と喜んでもらえました。