自分を受け入れる
2017/4/16
まちやど管理人 せい子です。
郡上八幡でゲストハウスをやってます。
郡上に来るきっかけ、ゲストハウスを開業した経緯は
ココロココさん http://cocolococo.jp/2283
全労済さん http://www.zenrosai.coop/stories/kurashi/challenge/21.html
にて取材してもらった記事がありますので、ご興味のある方はどうぞ。
この3月からハタヨガの集中講座を受けています。
今日は、まちやど年間会員のリピーター女子に
チェックアウト後のお掃除をお手伝いしてもらえたおかげで
安心して、岐阜市で開催されるヨガの講座に参加できました。
まちやど年間会員制度、いい感じに稼働してますよ。
ヨガでは、ポーズはもちろんですが、
カルマについても学びます。
カルマとは。。。
??????
一言では言えなくて難しいのですが、
カルマを学ぶ上で、
これまでの人生で自分が一番ショックを受けたこととか
最も苦しかったが苦行を達成したこと
などを思い出し、レポートにまとめたり
ということもワークのひとつとして行うのです。
この4月から始めた1日1ブログ
きちんと自分の言葉で
どのように生きてきて、何を思って郡上に来たのか
私がまちやどを通じて何を成し遂げたいのかなど
届けたい人に届くように
最近、『文章に書き出す』ということで、
自分自身を見つめ直し
過去に起きたことを思い出し、掘り起こし、まとめる
『書く』という棚卸し作業が、最近の私テーマのようです。
ということで、最近は
自分の中ですっかり忘れてしまっていたけれど
キーになっている出来事や出会いが
どんどん掘り起こされている今日この頃です。
自分のことを受け入れる とか、
自分自身を愛してあげる とか、
最近よく聞きませんか?
そういう感覚、今まではいまいちピンときていませんでした。
東京にいる頃は特に
上司や同僚に上手に甘えられず一人で背負って頑張っちゃう自分
興味ない人には明らさまに「私、あなたに興味ないです」って顔に出しちゃう自分
朝、満員電車に乗るのが嫌で、仮病使って遅刻しちゃう自分
周りの環境とつじつまを合わせられない
普通の人が我慢できることができない
そんな自分が好きではなかった。
人より努力したら、人よりちょっと収入が上がって
人よりちょっといいもの食べて、
人よりちょっといい家に住んで、
人よりちょっと幸せになれるんじゃないかって
他人と比較しないと自分が満たされているかどうかわからない
そんな自分が嫌いだった。
郡上に来てからというもの、
女一人で、見ず知らずの土地に乗り込み、自分で事業を立ち上げるという
比較対象になる人がいないというマイノリティーを突っ走ってるので
他人と自分を比較することができないし、
そもそも、そんなことは無駄だということを知りました。
そんなこんなで最近、
自分のことを受け入れる
自分自身を愛してあげる
こういうことなのかな?
って感覚的にわかった気がします。
私が東京を離れた理由の一つは、『病気』。
西洋医学的観点から病名をつけられたものは幾つかあるけれど
その中の1つが
「甲状腺機能低下症」
全身の代謝を維持するのに重要なホルモンの分泌が下がることにより
活動性が鈍くなって
昼夜を問わず眠くなったりだるくなったり
体温が低くなったり
という感じの病気。
原因は。。。
元々の体質ということもあるし、
後天的な生活環境やストレスなど
これといった原因というのは特定できず
治療法としては、血液検査をして足りてない分のホルモンを
錠剤で投与して補填するといういたって簡単な治療で
5年近く、郡上に来てからもしばらくは続けていたのですが
月に1回自分の血を抜き取って検査し
平均値より足りないから薬で補填するというのが、
カレーの作り方
ジャガイモ大2個
人参中1本
etc…
カレールー(本品 1袋)
大きいジャガイモって?中くらいの人参ってどれぐらいの大きさ?
中くらいのジャガイモしかなかったら、人参多めに入れたり、
他の野菜で代用することだあってあるよね。
カレールーが使いかけでちょっと足りなかったら、
ソースを入れたり、水分控えめにしたり、
自分で工夫したら、それなりの料理ができるんじゃない?
自分の治療が、レシピ通りの応用のきかない料理みたいで、
なんだか違和感を覚えてきたんです。
しかも、誰好みの味付けなのか??
郡上にきてしばらく経ってから
もう一つの持病が原因で救急搬送&入院したことがあって
いよいよ本気で自分の体、病気と向き合わざるをえない機会がありました。
その時、私が出した結論は、
西洋医学での治療はできるだけ控え
自己免疫力をあげたり食生活の改善したり、
ストレスを感じない生活に切り替える
薬の服用も一切やめてみました。
ですが、今年の1月ごろ
とあるきっかけで血液検査をする機会がありました。
今の自分の体を西洋医学的見解から知る必要があったからです。
検査結果は、あまり良いものではありませんでした。
というか、過去最悪にホルモン分泌が下がっていました。
自覚してしまうと、
「あああ、確かに、最近すっごい疲れやすかったなあー」
という自分はいるのですが、
だからと言って、日常の生活を送るにあたって
めっちゃくちゃ死にそうなほどしんどいかと言われると
そうでもない気もする。
治療のために、内分泌系の病院を紹介しようとする先生に、
私は、
「この病気は、ほっといたら命に関わりますか?疲れる、だるい以外に何か不都合はありますか?」
と聞いた所
「特に命に関わるわけではないけれど、これだけ代謝機能が下がっていると、かなり疲れやすいし、辛いでしょ?」と。
たまたま調べてみたらホルモンが足りないからってことで
『甲状腺機能低下症』っていう病名をつけられた病人になったけど
検査しなかったら、気づかなかったら病人ではないんだよね?
ただの疲れやすい、体力のない人。
後天的な原因があるのかもしれないけど
もともと生まれつきそういう体質なのかもしれない
よく考えれば、小さい頃から体が弱くて
元気もりもり!って感じではなかったかも。。。
ホルモンが足りないって、誰と比較して?
理想的なホルモンバランスって誰にとって?
私の体は今までその足りないホルモン分を
別の機能で補って、
自分の体でなんとかしようとバランスとって頑張ってきたんだ
それこそが、私のこの体の機能をフル活用しての
最高のバランスなんじゃないの?
普通の(健康な)人と比較して
って、
郡上に一人でやって来た時点で
一人で事業を始めた時点で
私の「普通」の概念はなくなってる
「普通」の人が我慢できることができないから
東京の満員電車に乗れなくなったし
「普通」の人が受け入れられる「理不尽なこと」が受け入れられないから
人の下で働くのが苦痛だった
だから、自分で仕事を作った
今さら「普通」の人と比較してどうこうなんて無理!
私は私
この体と、自分の心と生きていくって決めた!
先生にお伝えした答えは、
「辛いのが嫌だから東京から郡上に来たし、
しんどい仕事ができないから
個人事業でぼちぼちやることにしたんです。
今は自分の体でなんとかやっていってみようと思います」
自分を受け入れるって、こんな感じ??