No!といえるということ

No!といえるということ

2017/4/6

その他


まちやど管理人 せい子です。

郡上八幡でゲストハウスをやってます。

 

郡上に来るきっかけ、ゲストハウスを開業した経緯は
ココロココさん http://cocolococo.jp/2283
全労済さん http://www.zenrosai.coop/stories/kurashi/challenge/21.html
にて取材してもらった記事がありますので、ご興味のある方はどうぞ。

 

よく、せい子さんはハッキリしているから嫌なことは嫌ってキッパリいえるでしょ?

と言われます。

 

 

こう見えて、実は、言えないんです。。。

 

言えないというより、

キライ とか

イヤだ とか

心地よくない とか

不愉快 とか

そういう、ネガティブな感情にすこぶる鈍感な人間だということに

ここ数年で気づきました。

人生、折り返し地点(?)でやっと。。。です。

 

多分、小さい頃から両親が家業で忙しくて家にほとんどいなかったので、

母親が仕事に行くのは寂しいからイヤだとかどこかに連れてってほしいとか

自分の感情を表したところで

どうせ困らせるだけなんだろうなって、妙に空気を読んだり

 

4人兄弟の末っ子だったので
お兄ちゃんやお姉ちゃんに言われたことは絶対服従だったし
(ま、中学ぐらいからは反抗するようになりましたけど)

 

その後の生活も常に居候とかハウスシェアとかで
自分の思い通りにならない不便さと隣合わせで暮らしてきたので
自分自身の
「あれはヤダ、これはヤダ」
「こうしたい、ああしたい」
という感情

自覚したところで、どうせどうにもならないのなら
気づかない方がマシ
と、気づかないふりをして生きてきた期間が
長すぎたからかもしれません。

 

「これは嫌だ!」

と100%自覚したことに対してはキッパリ

NO!

と言えるのですが、

 

不快値30〜45ぐらいで、特に、誰かが困っている時はなおさら、

「ま、しょうがないよね。私は心地よくないけど、それで誰かが助かるのなら。。。」

って、自分の「イヤだ!」という感情を鈍感にやり過ごしてました。

 

別れた元カレが住むところに困って、同居せざるをえなくなった時も

まちやどヘルパーの子が、不満を抱えつつも
郡上八幡で暮らすための手段としてまちやどに住んでいた時もそう

 

「私が我慢して、誰かの為になるのなら。。。」

 

でも結局

そうして妥協を積み重ねていっても、結果は悲惨なものになりますね

お互いに。

 

そういうことを繰り返し経験して学んできて、

最近は、

私自身が発する NO! を瞬時に察知するという

感情瞬発力がだいぶ上がってきた気がしてます。

 

 

そして、まず自分の「NO!」を受け止めた上で

その 「NO!という感情」をどう処理するか、

その後さらに、どのようにYES♡ に変換していくか

 

っていう、感情変換力を習得中。

 

感情変換術については、ここ郡上八幡に住む人は

めちゃくちゃレベル高いなーって思います。

 

マンションの隣にどんな人が住んでいるのかもわからない都会と違って

小さな町に、壁一枚隔てた家がひしめき合って建ち

多様な人が暮らしている郡上八幡

 

人と人との距離が近く、地域のつながりが強いこの町ではきっと

NO!と感じた気持ちをそのまま NO!のまま抱えていたのでは

自分自身がしんどくなる

 

夏はうだるように暑いし、冬は突き刺さるような寒さが毎年やってくる

もっと気候の良い土地、もっと住みやすい家は

探せば、もしかして他にあるかもしれないけれど

この土地で生きていくのだと決めた人たちは

 

ちゃんとNO!という自分の感情を受け入れ、
自分らなりにYESに変換してきたんじゃないかな?

 

私も、NO!というからには、

その先のYES♡も見据えられる自分になりたい。

 

 

今日の郡上八幡は 雨。。。

写真は昨日の乙姫川沿いの桜

 

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