まちやど管理人　せい子です。

 

日本や海外で住み込みやハウスシェアなど、

様々なくらし方、働き方を経験して、

生まれ故郷の青森から、東京、イギリス、沖縄を経て

2010年より岐阜県郡上市に移住しました。

 

2014年に郡上八幡でゲストハウスを開業。

まちやど活動を通して、都会と地方、家族の枠を超えて、

それぞれが生きたい場所、暮らしたい場所で

自分らしく生きられる社会を目指して日々活動しています。

まちやど管理人　木村せい子のプロフィールは　こちら。

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青森から帰ってきて、５日が経ちます。

前回のブログで、私にとって帰省は苦行だと

家族との関係について少し触れましたが

戻ってきて以来、実家の負のスパイラルに影響されてか

なんだか気持ちがすっきりしない日々を過ごしていました。

 

何をしても卑屈になってしまうというか、

幸せそうな人や恵まれている人を見ると、

「きっと、両親に愛されて、いい環境でのびのびと育ったから、こんないい子が育つんだわ」

「私だって、両親がもっと愛情たっぷりかけて育ててくれてれば。。。」

そんな風に感じてしまう自分がいます。

 

こういう感情は、今まで何度も何度も湧き上がってきては

自分自身で、もしくはいろんな人の力を借りて

解消したり、解放したり、受け入れたり

そしてまたふつふつと浮かび上がってきては。。。

と同じようなことを繰り返してきました。

 

なので、

「あー、また卑屈な私が出てきたねー」

ぐらいに、余裕を持って受け流せるようにはなってきているのですが、

ヨガの講習を受けている最中のためか、

今回はいつもより冷静に、

感情の種類や時間によっての変化の様子など

自分自身を観察するようになっています。

 

今日は1日中ヨガのトレーニングだったのですが、

特に風邪をひいているわけでもないのに

時々咳き込むことがありました。

（普段でもよくあります。喘息もち）

そしたら先生が、

 

自分に言いたいことがあるのにうまく言葉にできない時、

言葉にならない思いが、咳となって出てくることがあるよ

 

と教えてくれました。

 

私が言葉にできていないこと言ったら。。。

今、真っ先に思い浮かぶのは

最初に書いたような卑屈な感情。

 

口に出して言葉にすると、言霊（ことだま）になって

本当に卑屈にってしまいそうで

（あ、もうなってるか。。。）

蓋をしてきてた感情たち。

 

 

今回青森の帰省で改めて感じたけど

郡上に来てから、私の周りには

ネガティブな発言をする人が少ないなーって

再認識したんです。

 

青森では、（私の周りだけかもしれないけれど）

悪いことを結構はっきりズバッと言っちゃう

「ダメ出し発言」をする人が多かった気がします。

それは、ダメな部分を克服（改善）して

よりよくなってほしいという期待を込めての

ある種の優しさも含まれているはず。

 

郡上では、ダメな部分、苦手な部分は目をつぶって

良いところを見つけて褒め倒す

「褒めて伸ばす」感じの人が多い気がします。

それも優しさの一つだとは思うし

どちらが良いとか悪いとかではないのだけれど

郡上に来てから

私が無意識で当たり前のようにしていた「ダメ出し」発言に

すごく拒否反応を示されることが多くて

正論を言うことで悪者扱いされることもしばしば。

だから、批判とか、否定とか、ネガティブな言葉は

できる限り口にしないようにしていました。

 

物事には言って良いことと悪いことがあって

時と場合によって、自分を貫くという意味では

否定とか批判も必要な事もあるんだけど

今までは、その辺のさじ加減がわからないから、

とりあえず全部黙っとこう。。。

って、言うべきこともずっと口をつぐんでいました。

そうこうしてるうちに、

不快だと感じてる自分や、

怒りを感じている自分など

ネガティブな自分の感情にも鈍感になってしまっていたのかもしれません。

 

でも、こうして咳が出てきて

体が「感情を表に出してよ！！」って

サインを出してるんだとしたら。。。

 

こういう嫌な感情や卑屈な部分を持っている自分も

曝けだせよ！ってことなのかなー

って思います。

確かにね、言うべきことと抑えるべきこと

大人なんだから「わきまえる」ってことが

大事なのは重々承知してるけど

最近、そんなことよりも

「自分が感じたことは、そのまま表現して良いんじゃないか？」って

思ってきました。

てか、そうしないと体調が悪くなるって言う

特異な体質を持って生まれてきてしまったので。。。笑

だから、この場（ブログ）で

思い切ってさらけ出してしまおうかと思ったわけです。

 

 

なんかね、郡上に来て以来、いろんな人に

「地域のために頑張ってね」

とか、

「郡上のために。。。」って言われるたびに

良い人でなければならない気がしてたけど

もう、かっこつけるのやめようと思いました。

 

私は決して良い人じゃないし、

育ちも良くないし、

こんな風にたまに卑屈になったりもする。

 

私がやってることは、

「郡上のため」じゃなく「自分のため」ですよ。

自分が幸せで満たされるためには、

自分の周りが幸せで満たされててほしい

それだけなのー。

 

でも、結局みんなそうなんじゃないの？

 

一人一人が

自分の幸せを追求していったら

結果、みんな幸せになれるのに

自分に嘘ついたり

周りに遠慮したり

良い人ぶったりして

自分が幸せになることにOK出せない人がいるから

いろいろめんどくさいことになるんだよなー

 

と思う、今日この頃の卑屈な私でした。

 

写真は、まちやど横のほそーい排水溝に

ひっそりと生っていた「しそ」

去年友達からもらってプランターで育てていたしその種から

ここまで大きくなったのかなー？？

余計なことは考えず、ただそこに在る。

植物ってすごいなー。