非日常と町の新陳代謝

非日常と町の新陳代謝

2017/5/4

その他


まちやど管理人 せい子です。

郡上八幡でゲストハウスをやってます。

郡上に来るきっかけ、ゲストハウスを開業した経緯は
ココロココさん http://cocolococo.jp/2283
全労済さん http://www.zenrosai.coop/stories/kurashi/challenge/21.html
にて取材してもらった記事がありますので、ご興味のある方はどうぞ。

 

 

いやー

世間はゴールデンウィーク真っ只中です。

郡上八幡の町は、昨日にひき続き

人!人!人! 車!車!車!

カオスな状態です。

 

昨日お手伝いした居酒屋も満員御礼!

普段は、女将さんが一人、週末にお手伝い1人でやってる

カウンター3席とテーブル4つの小さなお店です。

 

人とすれ違うのがギリギリの狭い厨房で

料理したりお酒を作ったりしてるので、

お店が混むと、

食事や飲み物を提供するのに時間がかかります。

ほとんど地元のお客さんだから勝手を知ってるし

待たされても文句を言う人はいないけど

サービスを受けることが前提の観光客だと

クレームつけちゃう人もいるんだろうなあ。

 

お金と引き換えにサービスを受けるってことに

慣れてすぎてる人がほとんどだもんね。

最近の“おもてなし大国ニッポン”的な取り組みでいくと

タダで受けられるサービスも増えてるし。。。

大丈夫か?ニッポン。。。

 

 

メディアで取り上げられる郡上八幡は

賑やかで活気があるところばかりだけど

それは、一年のうちのほんのわずかな期間。

 

郡上おどりも、郡上が観光地であることも知らずに移住してきた私にとって

この活気、人混みは「非日常」なのです。

でも多分、ここ郡上八幡で生まれ育った人たち

ハイシーズンの活気とローシーズンの静けさ、

商売上がったり下がったり

何度も何度も繰り返して、

その大きな流れの中で捉えた

彼らの「日常」の一部なんだろうなあ。

 

 

私は。。。

昼夜の寒暖差が大きすぎると体調を崩すみたいに

未だに、このギャップについていけていない。。。

 

 

話は変わりますが、

ここ1−2年で、郡上八幡には新しい飲食店が

続々とオープンしております。

 

空家が活用されて新しいお店が増えるのはいいんですけど

それにしても、この町の規模に対して

この飲食店開業ラッシュは大丈夫かな?って

ちょっと心配になります。

 

 

お店はたくさん増えてきたけど、ここで暮らす人の数は

それほど増えてるわけでもないですよ。

ハイシーズンの八幡は飽和状態なので

観光客相手のビジネスはなんとかなると思います。

でも、オフシーズンも含め長い目で考えると

地元の人に愛されるお店じゃないと乗り切れない。

 

地元にいる、お金も時間も余裕がある人は限られてるし

すでにご贔屓にしているお店も決まっている。

その人たちのご贔屓のお店が増えるということは

昔からご贔屓にしてもらってるお店の売り上げが下がるということ

 

町の新陳代謝も必要だと思う。

でも、せっかく新しいことを始めるなら、

今あるコンテンツとのバランスを図りながら

長く続く取り組みをしていくこと

短期的な視野ではなく、

今後5年、10年続けていけるかどうか

新しいことを始めるなら、

そこを見据えていくことが重要ですよね。

 

IMG_9351

 

写真は、近くのよろず屋さんに並んだ山菜たち。

本文とは全く関係ありません。